Q.お問い合わせ内容
2022年度の雇用保険料率が年度途中で変更になりました。それにともない、処理ファイル「事務組合」から作成する納入通知書に前期・後期それぞれの金額で計算した確定保険料を入力するには、どのようにしたらよいのでしょうか。
A.回答
雇用保険料を前期・後期それぞれの賃金総額×料率で計算して「納入通知書」を自動で作成することはできません。そのため、「算定基礎賃金等の報告」から求めた雇用保険料を前期・後期で集計して合計を求めることができる試算ツールをご用意しました。
試算ツールを利用して雇用保険確定保険料を求め、納入通知書へ直接入力する方法をご案内します。
以下の手順で操作してください。
※2023年度の事務組合の年度更新専用プログラムをダウンロードした上で、操作をおこなってください。
専用プログラムのダウンロード方法は「こちら」をご確認ください。
操作方法
- 事業所ファイルより処理ファイル「事務組合」を開き、「算定基礎賃金等の報告」をクリックし、「読込」からデータを読み込みます。
- 「算定基礎賃金等の報告」の作成後、「納入通知書」をクリックします。
※「算定基礎賃金等の報告(新様式)」から「納入通知書」をクリックしても、同じ画面になります。 - 「雇用保険計算フォーム」をクリックします。「算定基礎賃金等の報告」からデータを読み込み、前期計・後期計の賃金総額が表示されます。
※フォーム上の端数処理は、賃金総額の端数を処理するためのものです。提出先にご確認の上、端数処理設定を選んでください。
※料率は手入力で変更することもできます。 - 「計算」をクリックすると計算結果が反映され、それぞれの合計額が表示されます。
雇用保険前期計+雇用保険後期計の合計金額を控えておきます。
※雇用保険前期計・雇用保険後期計・雇用保険前期後期計それぞれの計算結果の額に1円未満の端数が生じる場合は、その端数は切り捨てずに処理をおこなっております。 - 「ツール」をクリックし、「変則的な保険料」タブより「雇用保険料」欄に手順4で計算した金額を入力して「OK」をクリックします。
※労災保険と雇用保険の賃金総額が同額の場合は、合計額に反映される仕組みが異なるため、労災保険料と雇用保険料欄両方に金額を入力してください。
※手順4で計算した雇用保険前期後期計の金額に端数が生じた場合は、行政の指示に従って端数処理した金額を入力してください。 - 納入通知書に手入力した雇用保険料が反映されているかを確認してください。
※納入通知書の雇用保険料率欄には、手順1「算定基礎賃金等の報告」のデータ作成時点の料率が表示されます。仕様上「納入通知書」にて直接の料率変更や空欄とすることはできないため、変更したい場合は、「ファイル出力(詳細はこちらのリンク先参照)」した上で直接編集してください。 - 作成した内容を確認し、保存データの「作成」をクリックし「実行」して終了してください。