2018年3月30日の官報にて、雇用保険氏名変更届の取り扱い変更についての情報が出されました。
改正後の情報によると、「雇用保険氏名変更届は、各号に掲げる届出又は当該被保険者が当該事業主を経由して行う支給申請手続きの際に提出」となりました。
取り扱い時期は明記されていないものの、雇用保険氏名変更届は廃止となるという予告がされていました。
【参考】官報記載の変更箇所
<改正前>
<改正後>
雇用保険氏名変更届 電子申請の取り扱い事例(2020.2.13時点)
- 埼玉県の事務センターに届出した手続きについては、「手続き不要」と返戻となった
- 愛知県の事務センターに届出した手続きについては、受理され公文書も発行となった
※2020年5月頃には電子申請も受付できなくなるとのことです。
都道府県により、雇用保険氏名変更届 電子申請の取り扱いに差異があり、全国的に「雇用保険氏名変更届の手続き不要」の取り扱いが統一されておりません。
※東京都の雇用保険事務手続きの手引き(令和元年8月版)では、「令和2年1月に雇用保険氏名変更届は廃止」との記載があるようです。
恐れ入りますが、雇用保険氏名変更届の手続き不要か否かについては、事前に管轄のハローワークにお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。
2020年2月21日追記: 現時点で返戻になる案件は極めて少ないようですが、東京の事務センター・大阪の事務センターに確認したところ、現在は氏名変更届の電子申請は通常通り受付していただけるようです。
なお、弊社では上記の取り扱いを引き続き確認すると共に、今後予定されている雇用保険関係の用紙変更も情報を確認し、今後の「台帳」バージョンアップで対応を予定しています。
台帳Ver10.00.16/Ver10.00.17にて、雇用保険氏名変更届の廃止に対応し、雇用保険喪失届・個人番号登録変更届・高年齢雇用継続給付・育児介護給付・転勤届と同時に氏名変更が可能となりました。
従来通り、雇用保険取得時の氏名変更も可能です。