Q.お問い合わせ内容
年度更新の集計の際、元の会社に在籍したままで別の会社に出向している労働者がいる場合、労災保険・雇用保険はどのように取り扱ったらよいでしょうか。
A.回答
労災保険
出向者が出向先の事業主の指揮監督を受け労働に従事している場合は、出向先での対象労働者として申告してください。
雇用保険
出向元と出向先の2つの雇用関係を有する出向労働者は、生計を維持するのに必要な主たる賃金を受けている方の雇用関係についてのみ被保険者となります。
主たる賃金の支払いが出向元であるならば、出向元で雇用保険被保険者として申告してください。
『台帳』では、給与データ上に出向労働者を追加しておくと、「確定保険料算定基礎賃金集計表」にて集計することが可能です。
すでに個人情報や給与データに出向労働者が登録されている場合は、操作方法2へお進みください。
操作方法
- 会社情報>「労働保険」タブの労災保険区分・雇用保険区分の番号を確認します。
- 給与データに出向労働者を追加します。
【出向先の場合】
会社情報「労働保険」タブの労災保険・雇用保険区分の登録内容より、労保区分「1」、雇保区分「0」で登録をします。
【出向元の場合】
会社情報「労働保険」タブの労災保険・雇用保険区分の登録内容より、労保区分「0」、雇保区分「5」で登録をします。※事業所ファイルを年次更新して処理年度が2024年度になっている場合は、前年(2023年)の保存データを復元し、出向労働者を給与データに追加してください。詳しくはこちら
- 処理ファイル「年度更新」より「確定保険料算定基礎賃金集計表」を集計します。
集計後、「出向労働者の有無」欄に「受」には出向元から受け入れた労働者数を、「出」には他事業場に出向している労働者数を手入力します。
<参考>
「令和6年度 労働保険年度更新 申告書の書き方」より