2022年10月から短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用が拡大されます。
社会保険適用拡大に伴い、『台帳』では短時間被保険者に該当する可能性がある対象者(雇用保険加入者でかつ社会保険未加入者)を抽出し、社会保険負担分の保険料を計算する機能をご用意しました。該当する企業様への参考資料としてご活用ください。
2022年10月からの社会保険適用拡大内容
【特定適用事業所】の要件
- 被保険者(短時間労働者を除く)の総数が常時500人から100人を超える事業所へ拡大
【短時間労働者】の適用要件
- 雇用期間が継続して1年以上から2カ月を超えての使用見込みへ拡大
社会保険の適用拡大の詳細は「こちらの日本年金機構のホームページ」をご確認ください。
社会保険の適用拡大対象者抽出機能の留意点
- 抽出対象は雇用保険に加入していて社会保険未加入の人です。
- 抽出時に給与額(88,000円以上あるかどうか)は加味しておりません。ただし、印刷する際は「直近月の給与データ」が88,000円以上の従業員のみを印刷します。
- 「直近月の給与データ」を直接編集すると、本人・会社負担分の保険料の金額が変わります。
- 「直近月の給与データ」が未入力の場合は、等級は空欄になります。
- 会社負担分の端数処理は各個人でおこなわず、合計で円未満を切り捨てます。
※「直近月の給与データ」とは、事業所ファイルの給与データの人数と合計が表示してある一番最後の月を”直近月”と判断しております。
利用方法
2022年8月4日追記:
Ver10.00.42バージョンアッププログラム(2022年8月3日提供)にて対応しました。そのため、下記に記載のダウンロード方法ではなく、Ver10.00.42へアップデートした上でご利用ください。
下記の手順にて、専用プログラムをダウンロードの上、下記の操作方法を参考にご使用ください。
※以下パスワードは「Ver10.00.41」限定となります。
ダウンロード方法
- 台帳起動画面から「ツール」をクリックします。
- 「ダウンロード」をクリックします。
- パスワード【202207071400】を入力し、「ダウンロード」をクリックします。
- 「ファイルを取り込みますか?」で「OK」をクリックします。
- システム更新画面で「実行」をクリックします。
操作方法
- 事業所ファイルを起動し、「検索抽出」をクリックします。
- 「条件選択」をクリックし、「指定日における被保険者」タブより指定日を入力し、「雇用保険に加入、社会保険未加入者の抽出」を選択して「実行」します。
- 抽出内容を確認し、社会保険負担分(本人・会社)の計算結果を「印刷」します。
印刷後の帳票イメージ
※「最適給与用CSV」からは、最適給与クラウドにCSVデータを取り込んで個人向けのお知らせを作成するためのデータ作成が可能です。最適給与クラウドについては「こちらの取扱説明書」をご確認ください。