年度更新で「算定基礎賃金集計表」の作成をおこなう際、兼務役員等の労働者性の判断やパートタイム労働者等の雇用保険の被保険者資格などを確認します。
一般的に雇用保険未加入者は、通常の労働者より労働時間が短く、賃金も低い人です。
そのため、雇用保険未加入者で賃金の高い人は雇用保険加入漏れのおそれがあり、確認が必要です。
「個人別賃金集計表」で、臨時労働者(一般的な登録の場合、労保区分:3 雇保区分:0)で登録されているデータを表示すれば、雇用保険未加入者で賃金が高い人を簡単にチェックできます。
賃金額を目視し、雇用保険取得の手続き漏れがないことを確認しましょう!
「個人別賃金集計表」の活用方法
- 事業所ファイルを開き、処理ファイル「年度更新」を開きます。
- 「賃金集計表作成」を開き、「集計」をクリックし賃金集計表を「読込」します。
※算定基礎賃金集計の方法につきましては、年度更新操作マニュアルをご確認ください。
- 画面上部の「個人別集計」をクリックし、個人別集計表フォームで「実行」します。
- 「並替」をクリックし、「雇保区分」と「昇順」を選択して、データを並び替えます。
- 表示されたデータの「労保区分:3、雇保区分0」に該当するデータの賃金を確認します。