算定基礎届を作成する際、3ヶ月分の支給額は「給与データ」から反映されますが、支払基礎日数は、暫定的に歴日数が取り込まれます。
そのため、時給者・日給者の方は賃金台帳を確認し、出勤日数を入力する必要があります。
また、月給者で欠勤控除があった場合は、就業規則等に基づき事業所が定めた日数から、欠勤日数を控除した日数を入力する必要があります。
賃金ファイルにデータを登録している事業所ならば、賃金ファイルからスムーズに支払基礎日数を取り込むことができます。ぜひご利用ください。
なお、Cells給与にて給与計算をしている事業所は、Cells給与から支払基礎日数の取り込みが可能です。ぜひCells給与と連携させてご活用ください。詳細はこちら。
算定基礎届の支払基礎日数に賃金ファイルデータを反映させる方法
- 賃金ファイルに支払基礎日数を取り込む月のデータを登録しておきます。
登録方法は、賃金ファイル操作マニュアルをご確認ください。
- 算定基礎届にて「データ入力」より支給額を取り込み後、「日数等入力」内の「賃金ファイルから日数の取込」タブを開きます。
- 賃金ファイルから支払基礎日数を取り込む対象3ヶ月をプルダウンから選択します。
- 「欠勤控除項目の指定」をクリックし、賃金ファイルにて設定している欠勤控除の対象項目をプルダウンから選択します。
- 所定基礎日数を登録します。
既定では「22」日となっています。事業所が定めた所定基礎日数を登録してください。
※月給者で、4にて設定した欠勤控除対象項目に金額が発生した場合、所定基礎日数から欠勤日数を減じた日数を適用します。 - 時給者・日給者の出勤日数に、有給日数を含める場合はチェックを入れます。
- 有給日数以外に出勤日数に加算する項目がある場合は、「その他の日数項目の指定」をクリックし、対象項目をプルダウンから選択します。
- 「取込」をクリックします。
- 反映された支払基礎日数を確認します。
■確認箇所
-
時給者・日給者に出勤日数が反映されているか
⇒出勤日数が反映されていない場合は、賃金ファイルにて給与区分が正しく登録されていない可能性があります。こちらの手順にてご確認ください。
-
月給者で欠勤があった場合、所定基礎日数から欠勤日数を引いた日数が反映されているか
⇒欠勤日数がないにも関わらず、所定基礎日数が読み込まれている場合は、欠勤控除対象項目が正しく選択されていない可能性があります。こちらの手順にてご確認ください。
■支払基礎日数が「99」となっている場合
75歳以上または2以上勤務(非選択事業所)のため「健保No」を登録していない方です。「健保No」がないため、賃金ファイルのデータを反映できません。お手数ですが、日数を直接入力し修正をおこなってください。
算定基礎届の全体の操作については「算定基礎届 作成マニュアル」にてご確認ください。
操作の流れは動画でもご確認いただけます。ぜひお役立てください!
【動画解説】算定基礎届の支払基礎日数に賃金ファイルデータを反映させる方法(9分00秒)
- 事前準備/賃金ファイルへデータ登録 01:23~
- 賃金ファイルデータを反映させる方法 02:06~
- 支払基礎日数に反映したデータの確認 04:20~
- 反映データの確認ポイントと対応方法 04:58~