Q.お問い合わせ内容
台帳で年度更新の申請をおこないました。納付書と一緒に、顧問先に納付額や期日をお知らせする資料を作成したいのですが、台帳から作成することはできますか。
A.回答
年度更新画面にある「保険料お知らせ」より、保険料納付額と期日をお知らせする資料や前年度との比較資料を作成することが可能です。
「保険料のお知らせ」作成手順
- 台帳を起動し、事業所ファイルを開きます。
- 「全ての処理ファイル」をクリックします。
グループ「労災・雇用・労働保険」を選択し、「年度更新」をダブルクリックします。 - 算定基礎賃金表の集計と申告書の集計をおこないます(※)。その後、「保険料お知らせ」をクリックします。
※算定基礎賃金集計表、申告書まで集計が完了した保存データがある場合は、「保存データ読込」から読み込み、「保険料お知らせ」をクリックします。
- 画面に納付額や納付期限が表示されます。「印刷」をクリックして出力します。
- 「前年度比較」をクリックすると支払賃金や人数について、前年度との比較資料(※)が作成できます。
※本機能は、台帳で2年以上続けて年度更新の保存データを作成し、処理をしている場合のみ使用することができます(賃金集計表へ人数/給与額を直接入力して保存データを作成した場合は使用できません)。
「前年度比較資料」の活用方法
継続事業の労働保険料は、従業員の給与が集計の元となっています。
「保険料、何で上がったの?」
手続きを終えた年度更新の書類を顧問先に持っていくと、こう尋ねられることはないでしょうか。保険料率の変更によるものもありますが、多くの要因は給与額が何らかの理由で変動したり、人員の増減によるものです。これらの要素を分かりやすく提示するのに、「前年度比較資料」が利用できます。
2年間の事業所全体の給与を資料で比較することで、その事業所に起きている人員の増減や給与の変化を分析することができます。
- 離職が年度末に続いたので、そろそろ求人が必要なのでは?
- 人員に変化はないが4~6月に給与が多めなので、残業が多そうだ。年間で労働時間の平準化ができれば社会保険料の軽減に繋がるのでは?
- 社員数、給与額ともに上昇を続けている。会社の規模が大きくなりつつあるようだし、顧問報酬の改定を提示してみようかな? など
ぜひご活用ください。