更新日:2025年2月13日
2022年9月20日以降、社会保険の公文書確認方法が変更となりました。
確認方法について解説します。
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変更の背景
2022年9月20日から日本年金機構にて電子申請受付時に申請データの写しを返却するサービスが開始されました。
これにより、社会保険関係手続きの電子申請において、以下が「公文書」として届きます。
- 申請データの写し
- 決定通知書などの公文書
『台帳』利用時の注意点
■「審査中」の状況で「公文書」として電子申請データの写しが発行されます
この写しは「公文書」を紙での通知を希望している場合も発行されます。
■「表示」や「保存」操作をした場合は「手続終了」欄に経過日時が反映されます
電子申請データの写しであっても形式上は「公文書」として発行されているためです。
■「Cellsドライブ」への公文書アップロード機能が利用できません
アップロードをおこなうと「アップロードファイルの整形処理に失敗しました。」とメッセージが表示されます。
社会保険の公文書アップロード方法は「公開(アップロード)」をクリックすると「アップロードファイルの整形処理に失敗しました。」と表示される」よりご確認ください。
今後の対応について
当該サービスについては関係機関から事前に仕様変更の情報公開がなかったため、弊社といたしましては、サービス開始以降に『台帳』に関わる影響を確認している状況です。 また、公文書に関しては行政より仕様の公開がされていないこともあり、確認に時間を要します。そのため、システム改修の対応を検討してまいりますが、対応可否および対応時期については未定です。
対応予定時期が決まり次第、こちらのお知らせへの追記など、弊社ホームページにてご案内いたします。
※RPAを導入のうえ公文書に関わる操作をおこなっている場合は、弊社ソフトの動作保証の対象外となります。
『台帳』のシステム改修前・後においてもお客様の責任下での動作となりますのでご留意ください。
公文書の閲覧に必要な設定
公文書の閲覧は以下3つを順におこなう必要があります。
- 既定のプログラムを「Microsoft Edge」にする設定
- Internet Explorerモードの設定
- Internet Explorerモードで読み込んで表示させる
上記の設定をしない場合、公文書が「真っ白になる」「文字化けする」「画像が崩れる」といった事象が発生します。
1.既定のプログラムの設定
公文書を開くための既定のプログラムを「Microsoft Edge」に設定します。
設定方法は「既定のプログラムを「Microsoft Edge」に設定する方法」をご参照ください。
2.Interenet Explorerモードの設定/3.読み込んで表示させる
既定のプログラムを「Microsoft Edge」に設定後、「Interenet Explorerモード」で再読み込みをおこない公文書を確認します。
設定方法は「社会保険の公文書を確認できない(真っ白/文字化け/画面崩れ)場合の閲覧設定」をご参照ください。
参考:詳細画面の動作
公文書総数が「2」の場合を例として解説します。
■A:「フォルダ」をクリックした場合
「①申請データの写し」のフォルダと「②決定通知書等の公文書」のフォルダがそれぞれ開きます。
■B:「保存」をクリックした場合
フォルダ名(到達番号)の中に「公文書1」「公文書2」のフォルダがそれぞれ作成されます。
◆公文書に関するエラー対処法のまとめはこちら 関連情報:公文書に関するエラー・困りごと