更新日:2025年2月19日
社会保険関連の公文書は1枚につき1名の個人単位の通知書ですが、複数名単位で一覧表形式に変換することができます。操作方法について解説します。
目次 |
【はじめに】複数名単位(連記式)の注意点
2019年10月5日より行政側で実施された「【社会保険関係手続】電子申請の機能改善について」により、従業員1人1人に印刷してそのまま渡せるよう、社会保険の公文書は被保険者1名ごとのレイアウトへ変更となりました。
正式な公文書(決定通知書)は「個人ごとの単記式」です。
複数名単位(連記式)は、不服申立の付記欄や年金事務所長欄がなく、あくまでも保存や印刷用の資料等として取り扱うものとなります。
■日本年金機構年金局からの回答(引用) |
上記前提をふまえたうえで、複数名単位(連記式)が必要な場合は操作をおこなってください。
複数名単位の一覧表を表示させるには、都度、下記操作によりファイルの置き換えが必要となります。
また、環境依存文字を含むPDF形式で届く公文書については変換することができません。
ご注意ください。
日本年金機構のホームページを確認しておこなう操作
様式変更のタイミングで新しいバージョンのスタイルシートが年金機構から提供されることがあります。
最新バージョンの情報は、日本年金機構ホームページの「スタイルシートファイルのご利用までのながれ(手順書)」をご確認ください。
1.日本年金機構のホームページから、スタイルシートファイルをダウンロード
スタイルシートファイルのダウンロードページはこちら
2.ダウンロードしたスタイルシートファイルをデスクトップ等に解凍(展開)
■ダウンロードおよびファイルの解凍方法
日本年金機構が用意している「スタイルシートファイルのご利用までのながれ(手順書)」の2~6ページをご確認ください。
■対応している手続き一覧
「RenkiStylesheet」フォルダ内にあるスタイルシートの番号は、それぞれ以下の手続きに対応しています。
「RenkiStylesheet」フォルダ内に番号がない手続きについては、現在対応しておりません。
2020年2月~3月以前に発行された公文書に対応するスタイルシートは含まれていないようです。
対応予定については弊社ではわかりかねますので、日本年金機構または提出先にご確認ください。
『台帳』でおこなう操作
1.電子申請データ一覧から対象ファイルの「詳細」をクリック後、公文書欄の「フォルダ」をクリック
2.スタイルシートと、公文書フォルダのファイル名を確認
日本年金機構のホームページからダウンロードした「RenkiStylesheet」フォルダ内にあるスタイルシートと、公文書欄の「フォルダ」内スタイルシートを見比べ、同番号のファイルがあることを確認してください。
※ここでは賞与支払届の「賞与額決定通知書」を例としてご案内しています。
3.スタイルシートをコピーし、公文書欄の「フォルダ」内に貼り付けてファイルを置き換える
同じ番号のスタイルシートではない場合はファイルを置き換えることができません。
置き換えができない場合は、再度番号を確認のうえ、コピーして貼り付けをおこなってください。
4.ファイルを開いて複数名単位の一覧表に変換された公文書を確認
同番号のXMLファイル(もしくはXMLドキュメント)を開くと、複数名単位の一覧表に変換された公文書を表示できます。
※XMLファイル(XMLドキュメント)を開いても個人単位の公文書のままの場合は、
手順3でスタイルシートの置き換えができていない可能性があります。
その場合は再度、手順3の操作をおこなってください。
以上で完了です。
◆公文書に関するエラー対処法のまとめはこちら 関連情報:公文書に関するエラー・困りごと