更新日:2025年1月15日
e-Gov電子申請のリニューアルにともない、2022年12月31日をもって
『台帳』での「外部連携API」における電子申請は、運用終了となりました。
現在は「電子申請API」に切り替わっております。
『台帳』を新規に導入した方や、これから初めて『台帳』から電子申請をおこなう場合は
以下の対応事項、注意点のご確認をお願いいたします。
目次 |
「電子申請API」に変更となった背景
e-Govのお知らせにあるとおり、2022年12月31日をもって「外部連携API」は終了し、
「電子申請API」に切り替わりました。
※参考:外部連携APIのサポート終了について(e-Gov Developer)
上記変更にともない、『台帳』ではVer11.00.00より「電子申請API」に対応しました。
新仕様で電子申請するための対応事項
「電子申請API」への変更にともない、以下の対応が必要です。
- e-Govアカウントの取得
- トークンの取得
e-Govアカウントの取得
「電子申請API」で電子申請の送信や公文書の取得等の操作をおこなう場合、
e-Govアカウントが必須となります。
※「外部連携API」では電子証明書を用いて本人認証をおこなっていましたが、
「電子申請API」では e-Govアカウントを用いて本人認証をおこなうため。
下記2条件をともに満たすe-Govアカウントの新規取得が必要です。
- 『台帳』の「保守契約番号(ユーザーNo)」1つに対して1アカウント
- 『台帳』で使用する専用アカウント(e-Govで直接申請に使用しているアカウントは不可)
『台帳』からの電子申請時に以下のアカウントは使用しないでください
-
直接申請で使用中のe-Govアカウント
e-Govから直接申請している内容と、『台帳』から申請している内容がe-Govサイト内で混在し、公文書管理が煩雑になります。
- GビズIDアカウント
- Microsoftアカウント
-
Googleアカウント
『台帳』では未対応のためエラーが発生する可能性があります。
使い分けが必須です
e-Govから申請する場合 | e-Gov、GビズID、Microsoft、Googleアカウント |
『台帳』から申請する場合 | 『台帳』専用のe-Govアカウント |
まずは「e-Gov電子申請サイトより『台帳』専用のアカウント取得」をお願いします。
◆e-Govアカウントの取得方法は以下をご確認ください
関連情報:e-Govアカウントの取得方法・注意事項
トークンの取得
※「トークン」とは 電子申請API接続時の本人確認において、認証認可された期限付きパスワードのこと |
「電子申請API」では、e-Govアカウントを用いて取得したパスワードであるトークンをもとに
本人認証をおこない、電子申請データの送信や状況の更新をおこないます。
そのため、電子申請をおこなう際にはトークンの取得が必要となります。
なお、トークンの取得は申請の都度、手動でおこなう必要はありませんが、
電子申請の手続き頻度やメンテナンスによりトークンが無効となった場合は、
不定期で手動によるトークンの取得が必要となる場合があります。
トークンが無効になっている場合の画面イメージ
◆トークンの取得方法は以下をご確認ください
関連情報:トークンの取得方法・エラーの対処法
仕様変更にともなう注意点
電子申請送信の仕組みや申請データ一覧画面に変更がございます。
注意が必要な内容 |
外部連携API |
電子申請API |
【1】状況経過日時の表示 | e-Gov側で処理された日時 |
『台帳』が独自に判定した日時 |
【2】コメント・公文書の未読表示 |
未読数/総数 で表示 |
有・無 で表示 |
【3】e-Gov直接申請画面の表示 ※同一のe-Govアカウントを利用する場合 |
e-Govで直接申請した案件のみが表示される |
『台帳』で申請した案件と直接申請した案件が混在して表示される |
【1】状況経過日時の表示
<変更前>
従来の「外部連携API」では到達日~手続き終了などの状況経過日時情報は
e-Govから発信されるため、その情報を『台帳』に表示していました。
<変更後>
「電子申請API」では、状況経過日時情報がe-Gov側から発信されなくなったため、
Ver11.00.00以降は『台帳』上で状況更新されたタイミングの日時を反映する仕様としています。
※注意点
e-Gov側で実際に処理されている正確な日時を表示することはできず、
あくまでも参考日時となるためご注意ください。
また、e-Govが混み合っていたり、メンテナンスをおこなっている場合、
『台帳』から状況更新したタイミングで”到達”から”審査終了”などのように
状況が遷移している可能性もあり、”審査中”の日時が入らないケースもあります。
【2】コメント・公文書の未読表示
<変更前>
従来の「外部連携API」ではe-Gov側からコメントや公文書の未読数の情報を取得することができました。
<変更後>
「電子申請API」ではそれらの情報を取得することができないため、
『台帳』でコメントや公文書の総数を元に未読の案件があるかどうかを判定し、未読を”有・無”で表記します。
※注意点
一度コメントを確認し"未読無"となった後にコメントが出されると、再び"未読有"に変わることがあります。
【3】e-Gov直接申請画面の表示
<変更前>
従来の「外部連携API」ではe-Govで直接申請した案件のみが表示され、
『台帳』から電子申請した案件は表示されませんでした。
<変更後>
「電子申請API」では、 e-Govアカウントを用いて本人認証をおこないます。
同一のe-Govアカウントで『台帳』、e-Govから直接それぞれ電子申請をした場合、
『台帳』からの電子申請と、 e-Govからの電子申請の内容が混在した状態で申請画面に表示されることになります。
※注意点
e-Govサイト内で『台帳』からおこなった案件のコメントや公文書を既読にした場合、
『台帳』側の申請データ一覧でも状況が更新されてしまうため、
『台帳』で電子申請の際使用するe-Govアカウントでは、e-Govへログインしないでください。
◆電子申請の初期設定は以下からご確認いただけます 関連情報:電子申請マニュアル初期設定編 関連情報:【動画解説】電子申請初期設定