このページでは、台帳で電子申請をおこなうにあたって必要な設定についてご案内します。各項目の手順をご確認いただき、設定をお願いします。
なお、必ずこちらのページにある台帳の初期設定を完了してから、以下の設定をおこなってください。
目次
電子証明書をインストールする
電子申請に必要な電子証明書をパソコンにインストールします。電子証明書は、台帳で電子申請を送信するパソコンごとにインストールが必要です。なお、電子証明書の取得方法については、こちらのページの「電子証明書の取得」をご覧ください。
<一般企業用電子証明書のインストール方法について>
本ページでは、社労士の電子証明書のインストール手順をご案内します。一般企業用電子証明書のインストール方法については、電子証明書の発行元にご確認をお願いいたします。
インストール手順
- 事前に、以下を手元に用意しておきます。
・社労士の電子証明書ファイル(発行元からダウンロードしたファイル)
・PINコード(電子証明書取得時に発行元から通知されるコード) - 電子証明書ファイルをパソコンに保存し、アイコンをダブルクリックして開きます。
- 証明書のインポートウィザード開始画面が表示されるので、画面の指示にしたがい、下記手順4のパスワード入力画面が表示されるまでそのまま「次へ」をクリックして進みます。
- インポートウィザード画面にパスワード欄が表示されたら、「PINコード」を入力します。インポートオプションの「秘密キーの保護を強力にする」「このキーをエクスポート可能にする」のチェックは外し、「次へ」をクリックします。
- 画面の指示に従ってそのまま「次へ」をクリックして進みます。インポートが完了すると「正しくインポートされました。」と表示されます。「OK」をクリックすれば、パソコンへのインストールは完了です。なお、電子証明書がパソコンにインポートされたかを確認したい場合は、こちらのページの手順でMicrosoft Edgeの画面から確認してください。
届書作成プログラムをインストールする
算定基礎届や月額変更届など、社会保険の電子申請データを作成する際に利用する届書作成プログラムをインストールします。届書作成プログラムは、台帳で電子申請データを作成するパソコンごとにインストールが必要です。
インストール手順
- こちらから日本年金機構のホームページを開きます。
- 「1. 届書作成プログラム」内にある「届書作成プログラム(Ver.27.10)」をクリックしてダウンロードします。
- ダウンロードが完了したら、ファイル名をクリックして開きます。
ファイルの表示位置はブラウザにより異なる場合があります。 - 届書作成プログラム用のInstallShieldウィザードが表示されたら、画面の指示に従いインストールをおこないます。「InstallShieldウィザードを完了しました」と表示されたら完了です。
- 台帳を起動して、こちらのページの「操作方法」6つの手順のうち、手順1~5までをおこない、台帳でチェックプログラムが正常に起動するかチェックをおこなってください。
Cellsドライブの従業員アカウントを作成する
台帳にて電子申請データの作成や送信をする際に必要なCellsドライブの従業員アカウントを発行します。従業員アカウントは、電子申請データの作成・送信やマイナンバーの登録をおこなうスタッフごとに発行が必要です。
発行手順
- 台帳を起動してExcelリボンメニューの「Cellsドライブ」をクリックし、「マイページ」をクリックします。
- Cellsドライブマイページのログイン画面が表示されたら、IDとパスワードを入力してログインします。
- 管理設定メニューの「従業員アカウント」をクリックします。
- 「従業員アカウント追加」をクリックします。
- 「ID」「IDを使用する従業員の名前」「パスワード」「機密データ取扱権限(下記参照)」を設定し、「確認画面へ」をクリックします。
機密データ取扱権限とは
「無効」に設定した場合、以下の利用が制限されます。
【おこなうことができない操作(主なもの)】
・台帳へのマイナンバーの入力削除
・マイナンバーを含む電子申請データの作成
・電子申請の送信 - 内容を確認後「追加する」をクリックし、「追加処理が完了しました。」と表示されたら「戻る」をクリックします。
e-Govアカウントを作成し、トークンを取得する
台帳専用のe-Govアカウントを作成し、台帳でトークン(※)取得の操作をおこないます。台帳(Ver11.00.00以降)で電子申請をおこなうためには、e-Govアカウントの作成およびトークンの取得が必須となります。
(※)トークンとは
電子申請API接続時の本人確認において、認証認可された期限付きパスワードのことです。「電子申請API」では、e-Govアカウントを用いて取得したパスワードであるトークンをもとに本人認証をおこない、電子申請データの送信や状況の更新をおこないます。そのため、電子申請を行う際にはトークンの取得が必要となります。
台帳専用のe-Govアカウントの作成
台帳でトークン取得の操作をおこなうために必要なe-Govアカウントを作成します。
e-Govアカウントを作成する前に
事前に必ずこちらの注意事項をご確認のうえ、台帳専用のe-Govアカウント(※)の作成をお願いします。なお、台帳専用のe-Govアカウント作成にはメールアドレスが必須となります。
(※)台帳専用e-Govアカウントについて
すでにe-Govサイトでの申請用にe-Govアカウントを作成している場合でも、台帳専用のe-Govアカウントの作成が新たに必要です。その場合、すでに作成済みのe-Govアカウントで使用しているメールアドレスとは別のアドレスをご準備ください。
また、e-Govアカウントは、台帳の保守契約番号(ユーザーNo)1つに対して1アカウントのみの運用としてください。
作成手順
- こちらからe-Govサイトを開きます。
- 「1-1.仮登録」をクリックします。
- 画面がスライドしたら、「e-Govアカウントの登録」をクリックします。画面をさらに下にスライドすると、e-Govアカウント作成手順が確認できます。
- メールアドレスを入力して手順に従い、本登録までおこないます。本登録が完了したら、e-Govアカウントのログインに必要なメールアドレスとパスワードを必ず控えておきます。
台帳でのトークン取得
台帳でトークン取得操作をおこないます。トークンの取得操作は、いずれか1台のパソコンでおこなえば完了します(パソコンごとの操作は不要です)。
操作手順
- 台帳を起動してExcelリボンメニューの「Cellsドライブ」をクリックし、「申請データ一覧」をクリックします。
- 「トークンの有効期限が切れています。リボンの【電子申請データ一覧】タブの「トークン取得」ボタンから取得してください。」のメッセージは「OK」をクリックします。
- Excelリボンメニューの「トークン取得」をクリックします。
- e-Govアカウントのログイン画面が表示されるので、台帳専用e-Govアカウントの作成で登録した台帳専用e-Govアカウントのメールアドレス・パスワードを入力して「ログイン(※)」をクリックします。
※ログイン後に「2要素認証設定」を求められる場合
こちらのe-Govサイトの手順をご確認のうえ、「2要素認証設定」の画面をスキップし、「追加認証設定」にて【秘密の質問と答え】の設定をお願いします。台帳で利用するe-Govアカウントについては、2要素認証設定(スマートフォン等にAuthenticatorをインストールして、ワンタイムコードを表示するための設定)はお勧めしません。 - 台帳があなたのアカウントを利用することを許可しますか?」と表示される(※)ので、「許可」をクリックします。
※この画面は最初のトークン取得時のみ表示されます。
- 「トークンを取得しました。」と表示されるので、「閉じる」をクリックします。「閉じる」を押しても閉じることができない場合は、インターネットの画面を閉じてください。
台帳に電子証明書を登録する
パソコンにインストールした電子証明書の情報を台帳に登録します。なお、台帳への電子証明書の登録はいずれか1台でおこなえば完了します(パソコンごとの操作は不要です)。
- 台帳を起動してExcelリボンメニューの「Cellsドライブ」をクリックし、Excelリボン左側の「証明書管理」をクリックします。
- 従業員利用認証画面が表示される場合は、「Cellsドライブの従業員アカウントを発行する」で登録したIDとパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
- 証明書管理フォーム右側の「登録」をクリックします。表示された画面から使用する社労士の電子証明書を選択し「OK」をクリックします。
<こんな場合は>
・登録時に「オートメーションエラー」が表示される
こちらのページをご確認いただき、必要なプログラムをダウンロードのうえ再度電子証明書の登録をお試しください。
・使用する電子証明書が表示されない
画面左下の「その他」をクリックすると、パソコンに登録されている証明書が表示されます。
・複数の社労士の電子証明書を使用したい
再度「登録」をクリックして2人目以降の電子証明書を登録してください。 - 証明書管理フォームに登録した電子証明書の証明書名や有効期限が表示されたら、設定は完了です。
電子証明書の有効期限について
電子証明書の有効期限が切れた場合、台帳から電子申請の送信などをおこなうことができなくなります。電子証明書の更新手続きは、お早めにおこなっていただきますようお願いします。更新手続きの詳細については、発行元にご確認ください。また、電子証明書の更新手続きをおこなった場合、台帳でも電子証明書の更新操作が必要です。操作方法については、こちらのページをご覧ください。
電子申請者情報を登録する
電子申請に必要な申請者情報の登録をおこないます。
- 台帳を起動し、「事務所情報他」画面を開きます。
- 「事務所情報」をクリックして上部の「e-Gov電子申請関連」を選択し、「e-Gov申請者情報①」をクリックします。
- フォームに電子申請をおこなう社労士(一般企業の場合は自社)の情報を登録します。「※」がある項目は必ず入力して下さい。また、赤字の入力規則にしたがって入力してください。
例)氏名欄の姓と名の間は全角スペースを入力、住所は都道府県名から入力 など
また、複数の社労士が台帳で電子申請をおこなう場合は、「e-Gov申請者情報②」以降に2人目以降の社労士の情報を登録します。
- 「その他」をクリックし、「社労士登録番号(8桁)」を登録します。登録が完了したら、「×」で閉じます。なお、社労士登録番号が不明な場合はこちらをご覧ください。
事務組合名で電子申請を行う場合
「事務所情報他」→「事務所情報」→「e-Gov電子申請関連」→「e-Gov申請者情報①~⑤」のあいている箇所に、事務組合の情報を登録してください。
ここまでのご案内で不明な点がある場合
ここまでの案内や設定方法についてご不明な点がある場合は、こちらのページをご覧いただき、セルズサポートセンターへお問い合わせください。
台帳初期設定ガイド 目次
Step1 台帳を導入するにあたって(導入前~台帳が手元に届くまで)
Step2 初期設定をおこなう(台帳がインストール可能になったら)
8.台帳で電子申請をするために必要な設定について
Step3 会社や従業員情報を登録する(初期設定が完了したら)
15.マニュアル等の確認とサポートセンターへのお問い合わせ方法